首の痛みについて
首の痛みはとても辛いものです。そして、10人うち7人くらいが一生に一度は首の痛みを経験するといわれています。人間の首は、6~8キロもある頭を支えるという働きをしています。また、首は頭に比べると細い上に上下左右に頭を動かしたり、回転させたりなどの動きをコントロールしているのです。
そのため、首には大きな負担がかかりやすくなっており、このことが首の痛みの原因と考えられているのです。さらに、年齢を重ねていくうちに首を支える筋肉が弱くなったりして、頚椎がすり減ってきたり、椎間板というクッションが変形してしまうなどによって慢性的な症状が起こります。
より負担がかかってしびれなどの症状が出てくる場合もあるのです。そのため、首の筋肉を鍛えたり、毎日の姿勢などを改善したりして、できるだけ首に負担がかからないようにしていくことが推奨されるのです。
首の痛みから様々な症状に悪化することも
首の負担をそのままにしているとだんだんと肩に痛みがでたり、腕や脚がしびれたり、歩きにくくなるといった症状につながっていくのです。首の頚椎には中央に神経幹が通っています。これは脊髄の一部なのです、そして、脊髄から枝分かれした神経が肩や腕へ通っているのです。
首に負担がかかって頚椎が変形してしまうと、これらの神経が圧迫され、横になっていても痛みが出るということがあるのです。
首の痛みの原因
首の痛みは日常生活で姿勢が悪かったりすると起こりやすくなってくるといわれています。そのため、痛みを予防するためにも姿勢が悪いという場合には正しい姿勢を摂るようにして、少しでも首にかかる負担を軽減していきましょう。例えば、猫背になっていたり、椅子に浅く座る習慣がある場合には正しい姿勢を摂るように気を付けましょう。
日頃からできる首の痛みの予防
姿勢をよくする場合、机や椅子の高さを調節したり、パソコンなどの位置を変えて、無理せず背筋がのばしやすいように高さや位置を調節していきましょう。また、スマホやパソコンのし過ぎも首に負担がかかりやすくなるため、長時間続けて使用しないようにしましょう。そして、正しい位置で使用できるように位置や幅を整えましょう。1時間に1回は休息をして軽く運動したりするのはおすすめです。
ですが、肩こりなどと同様に首の痛みは慢性化しやすく、様々な症状につながる原因となりやすい傾向にあります。早期改善のためにまずは当院にご相談ください。