調べると意外と面白い?「東洋医学」の歴史と思想。
(NHKガッテン公式サイトから)
最近鍼灸に関するテレビ番組が多くなりましたね。東洋医学の歴史や考えを知っておくともっと面白くテレビを観れますよ。
2月13日、20日水曜日の「ガッテン」で、
「鍼灸」が特集されます(^O^)!!
今年のNHKは強烈な【鍼灸推し】です!
鍼灸の科学的解明が進み、
「健康維持に鍼灸を役立てましょう!」
という動きが世界的に広まっているというお話しでした。
さて、
じゃあそもそも「東洋医学」って何?
って疑問に思われる方も多いと思います。
西洋医学とはどう違うのか。
今回は、「東洋医学」の歴史と根底となる考え方からご説明いたします。
よく知られていない鍼灸マッサージ師のお仕事の中身。
「鍼灸マッサージ師になるには?」「治療はどんなことするの?」「鍼って怖くない?」「東洋医学って何?」
などなどみなさん鍼灸マッサージについて知らないことがいっぱいあると思います。
今回も皆様に「鍼、灸、マッサージ師」の仕事について解説していきましょう。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
- 医学の発展段階
- 東洋医学の根底となる考え方
まずは人類の「医療」の歴史を知ると東洋医学的な思想も理解しやすくなります。
- ◎本能的医療の時期
元々人類は動物な訳でして、原始的人類は他の動物と同じで病気やケガは自然治癒力に頼っていました。
「安静」、「手を当てる」「撫でる」「舐める」など、動物と同じく「本能的な医療」をしていました。
◎経験的医術の時期
そして知能が発達してきた人類は、「効果的な手の当て方」や、「特定の樹木を傷に当てると早く治る」などの経験を積み重ねて体得していきます。
やがて言葉を使えるようになった人類は、体得した「経験的医学」を他人や次の世代へと語り継ぎます。
このあたりから、医学的技術に長けた人が「医術」を他人に施す、という形態が表れ出します。
◎魔法的医術の時期
しかし、どうしても経験的医学で治らない自然治癒力を超える病気や怪我もあります。
それらは悪霊、超自然的な力など、人知を超えた存在が原因と考えるようになり、やがてそれらを対象とした「呪術医」が経験的医療と合わせて魔法的医療を行うようになります。
つまり、呪術を扱う「専門家が医療的行為を行う」ようになってきたといえます。
この辺までは、洋の東西を問わず自然発生的に人類の進化と共に医学が発展してきました。
◎四大文明発祥後に学問としての医療へ
四大文明は文字が発達を加速したとも言えます。
四大文明では天体観測、測量技術などが飛躍的に発達してきます。
文字が無い頃は口伝で知識の継承をしていた訳ですが、当然伝承の途中でエラーが入り込みます。
それに時間がたつと忘れてしまうこともあります。
皆さんも経験があると思いますが、「伝言ゲーム」では間に5人位いただけで最初の文章はめちゃくちゃになってしまいますよね。
文字で文章化することで正確な情報の伝達ができるようになります。
さらに文字で知識を残す事は知識の時間的耐久性が増します。
そして文字は書き写して複製を増やす事が出来ます。エラーが入る可能性はありますが同じ知識を大勢の人に広めることができます。
さらに新たな知識は書き加えられて、膨大な知識が蓄積されていき、過去の知識と現在の知識の比較もできるようになります。
つまり昔は経験的な頭の中だけの知識が、文字という形で実物的に長期保存ができるようになり、そしてさらにより多くの人々がその知識に接することができるようになり「学問」として発達するようになったという訳です。
その結果、この頃から医学が学問として各地で発達していき、東洋医学の独自性もだんだんと出来上がってくるのです。
東洋医学の特徴的な考え方は3つあります。
- 「天人合一」思想
- 陰陽論
- 五行論
今回はその一番根底となる考え方の
◎「天人合一」思想
を説明いたします。
「天」とは宇宙を含めた自然全体の事です。世の中のすべての事象、物質と言えます。
つまり、天人合一思想とは、
「人」は自然の一部分でありその活動は「天」の摂理に倣っているという考え方です。
起源的には天体観測があり、新石器時代の頃から続く天体観測から得られた天体の運動法則を元に暦を作り、農耕の時期を図ることが四大文明各地で発達した訳ですが、中国では天体の法則性で政治の決定をしたり国家の未来を占ったり、「人」の生命活動にも当てはめるようになりました。
世の中のすべての出来事は「天」に関連し繋がっているという訳です。
中国ではなぜそのような思想になったかという理由は、全くの私個人の考えですが、道教、儒教といった宗教的な考え以前に、「天」、いわゆる自然の法則性に対する畏敬の念や信仰が先に強くなったからではないでしょうか。
西周代にはこのような天人合一の初歩的基本的な考えが出来上がっていたと思われています。
農業、狩猟は当然ですが、政治や医療にもこの思想が取り入れられているのが面白い所です。
でも考えてみれば簡単なことなんですけどね。
日が昇ると目が覚めて、日が沈み暗くなると眠くなる。
人は春から夏になり暖かくなると活動的になり、冬に寒くなると家の中でおとなしくなる。
熱い所の植物は寒い所では育たない。
時期を外して植えた農作物はそもそも育たない。
寒い所の動物は熱い所では生きていけない。
まさに自然な流れです。
(農作物の収穫は治世に影響しますし、人民の健康は税収や兵力に関わります。多くの帝が名君たるためにもこの思想や陰陽五行の理論を政治や医療に取り入れて来たのも中国の特徴です。)
人間も月の満ち欠け、星座の位置に同調して脈が変化し、気の流れも変わる。
そして「個人個人が本来持っている自然の周期」からズレた脈や、気の流れになるから病気になる、と考える訳です。
つまり「自然の周期に倣って脈、気の流れを整える」事が東洋医学的な治療の根本的な考え方になります。
やがて道教の考えと共に「陰陽論」「五行論」が普及してきて理論体系が確立されますが、これらは次の機会に説明いたします。
歴史的な背景を述べながら、東洋医学的の根本的な思想について説明いたしました。
東洋医学は科学的というより哲学的に考えられて発達してきた一面を持っています。
もちろん西洋医学も哲学と同時に発展してきたり、宗教的に制約があったりと多様な面はありますが、「解剖学」「生理学」など必要とされるべき医学の基本の知識に頼らず、自然現象も健康も政治も同じ「天人合一」「陰陽」「五行」の考えで平等に捉える、という点で実に哲学的であると言えると思います。
実は「風水」も陰陽や五行の理論で運用されていて、建築、経営、政治的判断などにも応用されていてむしろ科学的に積極的な活用がされています。
人間はあくまでも自然の一部であるという考えは、最近の地球の環境を守ろうという意識にも通じる物があるように思えます。
人間が得をすることだけを考えていては環境汚染、動植物の絶滅はなくなりません。
巡り巡って人間が住みにくい地球環境になって結局損をしている事になります。
「地球の環境を治療して人間も健康になろう」という感じでしょうか。
古典的な医術として捉えられている東洋医学ですが、まわりまわって新しい考えに近づいていると言えそうです。
次回は、「陰陽論」について説明してみたいと思います。
お楽しみに。
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