耳鳴りについて

耳鳴りは本人だけに聞こえる音であり、実際に音源が存在しているわけではありません。つまり、原因は聴覚の伝達系に関係しており、いろいろな現象や病気と結びついている可能性もあります。たとえば、耳鳴りの原因としてよく見受けられるのが、聴力が弱まっていることです。さまざまな理由により人間の聴力は衰えていきます。

特に加齢によって低下してしまうのは、誰も避けられないのが実情です。お年寄りの耳が遠いのは、耳の神経のなかを伝えられる信号の量が減っているからです。音が耳に届いていないわけでなく、その先の経路が劣化しているということです。そのため、耳鳴りだけでなく、難聴の症状のほうが顕著に出ることも少なくありません。

耳鳴りの原因

耳鳴りには、いろいろな原因が考えられます。精神的につらいことが多い人の場合、ストレスによって引き起こされるケースも見受けられます。ストレスは交感神経を優位にするので、大きくなりすぎると自律神経のバランスを崩しかねません。そうなると血行などにも影響が現れるので、耳鳴りだけでなく、めまいや頭痛も併発することがよくあります。

高い金属音のような音が聞こえる場合はストレスが原因かもしれません。ただし突発性難聴の可能性もあるので、長引く場合は自然回復を期待するのではなく、医師に診断してもらうのが望ましいです。

その他にも、すぐそばで大きな音を聞いたときに聴力が低下して、耳鳴りが起こるケースもあります。事故による爆発音や破裂音といった単発的な短い音によってもなりますし、一時的に大音量で音楽を聴いたときになることも多いです。もちろん、もっと長い期間聞き続けることによって発症することもあります。

こちらの例としては、近隣の工事現場から聞こえる騒音などが該当します。最初は平気であっても、重機の稼働音などで聴覚に継続的にダメージが与え続けられると、突然耳鳴りが始まることもあるのです。

早期に対処することが重要

その他にも、投薬の副作用によって耳鳴りが起こるケースも過去には存在しています。呼吸器系の感染症や脳の障害などが影響している場合もあるなど、さまざまなパターンがあるので素人には判断が難しいです。原因となる病気として特に多いと見なされているのは、やはり内耳性のものです。さらに、耳あかの詰まりというような単純な事柄が原因のケースもあります。一方で複数の要因が絡み合っていて、医師であっても原因の特定が難しいことも珍しくありません。

当院では耳鳴りの改善について多数の実績があります。長年耳鳴りにお悩みのあなた、早期改善のために当院にご相談ください。